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昭和基地から8Kリアルタイム伝送に成功 極地研とKDDIが 隊員負担軽減や宇宙との連携に活用 

国立極地研究所とKDDIは、KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野)と南極・昭和基地の間で、Starlink衛星通信回線を用いた8K映像のリアルタイム伝送の実証実験に成功した。現場隊員の負担軽減や宇宙飛翔体との連携に生かしたい考えだ。

Starlinkは昭和基地周辺でも高速かつ低遅延なネットワークを利用できる。また、Starlinkのアンテナが運搬できることを生かして、同基地とその周辺だけでなく、広範囲での作業に活用できるようになる。

極地研は「Starlinkによる広帯域低遅延の通信回線を生かし、これまで以上に高度な昭和基地観測への利用を進める」とし「南北両極での観測のほか全球的な観測に活用し、隊員の負担を軽減しながら国際的な連携のほか、宇宙飛翔体観測との連携の可能性を広げていく」と説明している。