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阪大微生物病研がららぽーとで夏休み特別企画― EXPOCITYでノーベル賞研究を楽しく学ぼう

大阪大学微生物病研究所は三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY(大阪府吹田市)で、8月1日から1ヵ月間、人類の体を守る免疫を楽しみながら学ぶスタンプラリー『伝令JUJOとB犬・T犬』を実施する。

ららぽーとEXPOCITYに現れた鬼を、伝令フクロウJUJOが仲間のもののけB犬とT犬に知らせて鎮めるストーリー。参加者は怪我をした伝令JUJOの代わりに EXPOCITYのどこかにいるB犬・T犬を探す。

ストーリーは、2011年にノーベル医学・生理学賞を受賞した「樹状細胞と、獲得免疫におけるその役割の発見」がもとになっている。

樹状細胞は、細胞の表面にあるToll様受容体というセンサーで病原体の情報をキャッチし、得た情報を獲得免疫系であるヘルパーT 細胞とキラーT細胞に伝える。ヘルパーT細胞はさらにB細胞に情報を伝え、B細胞は病原体を排除するための抗体をつくる。

スタンプラリーでは、樹状細胞が伝令JUJO、JUJOの頭についているアンテナがToll様受容体、ヘルパーT細胞がT犬、B細胞がB犬。スマートフォンのブラウザアプリを活用し、チャットボットでJUJO、T犬、B犬が誘導、子どもから大人までノーベル賞研究を楽しみながら理解できる構成となっている。