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上智大四谷Ⅽに再エネ由来電力導入 オフサイトフィジカルコーポレートPPA活用し

学校法人上智学院(東京都千代田区、理事長:アガスティン サリ、以下「上智学院」)は、三井物産㈱、㈱レーベンクリーンエナジー(LCE社)との間で、太陽光発電由来の電力供給に係るオフサイトフィジカルコーポレートPPAを締結した。

上智学院では、PPA締結以前の2020年6月から四谷キャンパスで再生可能エネルギー100%の電力を導入しており、すでに全キャンパスで実質的に再生可能エネルギー100%由来の電力への切替が完了していているが、今回のPPAの導入により、より一層の脱炭素推進へ向けた取り組みを加速させる方針。

PPAとは、発電事業者から長期にわたって電力を購入する契約。オフサイトPPAは遠隔地の発電所から一般の送配電ネットワークを介して電力を調達する形態、また、フィジカルPPAは、発電事業者の電力と環境価値をセットで需要家に供給する形態を指す。

PPAでは、LCE社が新設する太陽光発電所で発電された追加性のある再生可能エネルギーを、三井物産が上智学四谷キャンパスに供給。この供給電力に加え、上智学院では事業者が事業の使用電力を100%再生可能電力で賄うことを目指す国際的なイニシアチブ 「RE100」の報告に対応可能なトラッキング付非化石証書を付与した電力供給を受ける計画。

上智学院にとって、このPPAの活用は初の取組みで、高等教育機関としても先駆的な取組みと言える。今回のPPA締結に伴い、今年6月1日から、四谷キャンパスでの使用電力が同PPAに基づく追加性のある実質再生可能エネルギー100%由来の電力に順次切り替わる。

上智学院では、SDGs達成に寄与する研究、教育、社会貢献をはじめ、ダイバーシティ推進や共生社会の実現に向け、全学を挙げて取り組んでいる。また、日本の大学高等教育機関として初めて国連責任投資原則(PRI)に署名し、全国の教育機関に先駆けてESG投資を導入。責任あるアセッ ト・オーナーとして社会的責任を果たすためのESG投資を推進している。