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早大データ科学センターが27日に設立5周年シンポ

早稲田大学データ科学センター(CDS)は、設立5周年記念シンポジウムを7月27日㈭午後2時30分から同大小野記念講堂で開催する。

早稲田大では、グローバルリーダー育成のための施策の一つとして、文系と理系を横断する「文理連携」教育の推進を通して、文系・理系を問わず、データを活用したエビデンス・ベースドな意思決定のための教育を行っている。また、こうした施策の一環として、2017年12月に現在のデータ科学センターを設置。早大のデータ科学分野での教育・研究の推進を支援してきた。

例えば教育面では、設立後の5年間で、全ての学部・研究科の学生を対象とした文理連携アプローチによる〝誰でも・いつでも・どこでも〟〝基礎から発展〟まで体系的にデータサイエンスを学ぶことができるスキームを作り上げ、現在は年間約1万5000人に展開し、早大が目指す、答えのない問題にも解決策を示せる〝たくましい知性〟を育む一端を担ってきた。

また、研究面では、総合大学として、さまざまな学術領域を扱う研究者や大学院生が自身の研究領域でデータ科学を活用するための支援を行うとともに、企業等のデータを活用した実践的な共同研究プロジェクトを展開してきた。

シンポジウムでは、CDSで進めてきた早大での教育・研究・産学連携に関する5年間の活動を振り返り、今後の社会におけるデータ活用人材育成の在り方について意見交換を行う予定。

CDSの5年間の活動成果報告後には、早大とは異なるアプローチによりデータサイエンス分野の教育・研究を推進している横浜市立大データサイエンス学部の山崎学部長に2018年のデータサイエンス学部設置以降の取り組みについて紹介してもらう。

さらに当日は、企業・大学・研究機関からパネリストを招き、『組織を越え社会全体で取り組むこれからのデータ活用人材育成』というテーマによるパネルディスカッションを実施。これからの社会におけるデータ活用人材育成のあり方について議論する。