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金沢大が超小型衛星「こよう」打ち上げ成功 米国基地から

金沢大学は、X線突発天体監視速報衛生「こよう(KOYOH)」が12月2日午前3時19分に米国ヴァンデンバーグ宇宙軍基地より打ち上げられたと発表した。米国の民間宇宙会社スペースX社のロケットで宇宙に向かった。

「こよう」は金沢大の衛星初号機で、50キログラム級超小型衛星だ。科学観測目的としては、X線・ガンマ線の衛星観測による「重力波対応天体の同定」及びブラックホール形成メカニズムの研究。

「こよう」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実証テーマのひとつ「理工学が融合した超小型衛星システムの開発と重力波天体のX線観測」として採択されており、プロジェクトの一環として、来月に打ち上げられた。

同大学は「今回の打ち上げにより、理工学一体での人工衛星運用による航空宇宙人材育成とマルチメッセンジャー天文学分野における最先端の科学成果創出に寄与していく」としている。