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聖心女大が2025年度入試から総合型選抜に「探究プレゼン型」を導入―高校での探究活動の成果を活用―

聖心女子大学は2025年度入学者選抜から、総合型選抜に「探究プレゼンテーション型」を導入する。広く受験機会を提供し、同大現代教養学部にふさわしい多様な入学者を受け入れることを目的としたもの。高校の「総合的な探究の時間」をはじめ、課外活動や学外活動、個人で行った探究活動の成果を活用でき、どのような方法で〝探究〟を行ったか、またその成果について自分の言葉で発信できるかという点に重点を置いて審査を行う。

聖心女子大が導入する総合型選抜の「探究プレゼンテーション型」では、高校新指導要領で導入された「総合的な探究の時間」で行われる「探究」をはじめ、課外活動・学外活動で行った探究活動、さらには生徒らが個人で行った探究活動の成果を評価。これらと大学入学後の学修との関係をどのように捉えているのかを審査する。

現行の総合型選抜(アドミッション・オフィス方式)では、これまでの高校等での学習意欲とその成果を重視するのに対して、探究プレゼン型では、どのような方法で「探究」を行ったか、「探究」の結果をどのように自分の言葉で発信することができるかという点に審査の重点が置かれる。 同大がアドミッション・ポリシーとして掲げる〝自分の意見や価値観を持ち、自分の言葉で発言して周囲の理解を得る力を身につけたい人〟を主な対象として募集し、同制度を通して、こうした資質を持ち、同大の学修の内容を十分理解したうえで、入学後にその力をさらに伸ばすことが期待できる学生を選抜する。