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知的障害者へのプログラミング教育を研究 特総研がe-Craftや協力期間5校を共同で

特別支援教育総合研究所(特総研)は今年度から2年をかけて知的障害のある児童生徒の系統的なプログラミング教育の在り方について、協力機関5校(※)とプログラミング学習体験サービスを提供する「㈱e-Craft」と研究を進める。

研究ではe-Craftが開発している教育用ロボット「embot(エムボット)」を活用。特捜健の持つ特別支援教育の知見とプログラミング教材の技術を組み合わせて知的障害のある児童生徒にも活用しやすいツールの在り方を検討していく。

embotはダンボールと電子工作パーツを用いてロボットを組み立てることで、電子工作やものづくりの基礎を学ぶことができる教育用ロボット。また、タブレット等にインストールした専用アプリを用いて、子どもたちでも簡単にプログラミングし、組み立てたロボットを動かすことが可能。一連の作業を通してプログラミングも学ぶことができるサービス(教材)で、プログラムをフローチャート形式で組むことができるため、if文やfor文など、より高度なプログラミング要素も直感的に身に付けることができる。

※ 協力機関5校:青森県立七戸養護学校、神奈川県立岩戸支援学校、筑波大学附属久里浜特別支援学校、富山大学教育学部附属特別支援学校、熊本大学教育学部附属特別支援学校

embot(エムボット)