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里山と海をつなぐ世界農業遺産 人文機構がシンポ「未来の豊かな食を考える」、1月に開催

人文学の研究に関わる六つの大学共同研究利用機関で構成する「人間文化研究機構」は、味の素食の文化センターとの共催シンポジウム「未来の豊かな食を考える~里山と海をつなぐ世界農業遺産~」を1月18日に開催する。

世界農業遺産(GIAHS)は、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、同作業に密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定するもの。

シンポジウムでは総合地球環境学研究所の佐藤洋一郎名誉教授と阿部健一教授が「風土の中の食」「おいしい農業・たのしい食事」と題して講演を行う。その後、生産者の大津愛梨氏など3人と共にトークセッションを実施する。

時間は午後6時~8時30分まで。会場はTKPガーデンシティPREMIUM田町(東京都港区芝浦)。オンラインでも開催する。定員は会場220人、オンライン500人。受付期間は12月4日午前10時~1月17日午後5時まで。