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M&A実績を生み出し続ける阪大発スタートアップ 23日にシンポジウムを開催

大阪大学は、大阪大学ベンチャーキャピタル㈱(OUVC)とともに、社会変革につながる大学のシーズを活用した大学発スタートアップの創出と成長に力を入れている。あわせて、大学発スタートアップの支援を通じて研究成果の社会実装を進めており、OUVCが投資した大阪大学発スタートアップとしては4例目となる大企業からのM&Aが6月12日に現した。

こうした動きは、研究成果の社会実装の一形態であるとともに、既存の企業に大学発スタートアップのアイデアを取り入れてもらうことで新しい価値の創造へと繋げ、オープンイノベーションに貢献するものといえる。

オープンイノベーションは、自組織のイノベーションのために、組織内部だけではなく、組織外の企業や行政・自治体、大学などと積極的に連携して、アイデアや技術などの資源を流出入させてイノベーションを起こす手法。

今後も、阪大とOUVCがハブとなることで、阪大発スタートアップに対する大企業からのM&Aで複数例の実績を生み出し、スムーズな研究成果の社会実装へと繋げる。

また、6月23日㈮に、これらのトピックをはじめ、オープンイノベーションをテーマとしたシンポジウムをOUVC、三井住友銀行、関西イノベーションイニシアティブと共同で開催する。

オープンイノベーションに知見をお持ちの関係者が登壇し、資本(出資、主にM&A)と業務(アライアンス)の両面での提携の仕方や種類、成功事例、金融機関から見た視点などを、事例を交えて紹介する。 シンポジウムは三井住友銀行大阪本店6階のオンサイト(100名)とZoomウェビナーのオンライン(500名)のハイブリッド形式で、午後1時から実施。参加費無料。問い合わせは阪大共創推進部共創企画課(電話06‐6105‐5826)へ。