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QSアジア大学ランキング 日本のトップは東大の14位 デフレなどが悪影響

世界的な高等教育評価機関である「Quacquarelli Symonds(QS)」は8日、世界大学ランキングのアジア版を発表した。日本からはトップ20に、東京大学、京都大学、東北大学が選ばれている。

トップ3は1位・北京大学、2位・香港大学、3位・シンガポール国立大学となった。日本の上位3校は東京大学が14位(昨年11位)、京都大学17位(同16位)、東北大学20位(同22位)であった。

高等教育システムを提供している国としては、インドが最多の148校。中国が133校、日本が96校と続いた。そのうち、前回より順位を上げたのは3校。下げたのは80校で6校が同順位だった。また、7校は初めてランクインしている。

QSシニアバイスプレシデントのベン・ソーター氏は「日本はデフレ、景気低迷、人口動態の問題など高等教育セクターを圧迫する諸問題を抱えている」と指摘し、「全体的に評価が落ち込む原因となっている」と分析した。