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女子栄養大名誉教授らが執筆「共食と孤食―50年に食生態学研究から未来へ」を発売中

女子栄養大学は、足立己幸名誉教授と衛藤久美准教授が執筆した「共食と孤食―50年に食生態学研究から未来へ」を同大出版部から発刊している。同大で食生態学研究室を創設し、長年にわたり共食と孤食に関する研究や実践を進めてきた足立名誉教授が編集・執筆を担当。衛藤准教授が一部執筆した。

同大学に「食生態学」の研究室を創設した足立名誉教授は、大切であったものは実践現場で必要な記録や論考などといった灰色論文の存在だという。だからこそ、書籍でも参考文献として多くを掲載したと語った。

足立名誉教授は執筆している中で、「仲間たちとの大切な思い出を想起する時間になるとともに、次世代の研究者たちへつないでいきたいという強い気持ちに気付いた」と強調。「食がテーマであるからこそ、一部の専門家だけでなく日ごろの食や生活に興味を抱く人にとっての教材の一つになれば」と話している。