日本女子大学は、文学部学術交流企画シンポジウム「アイヌ文化とその伝承」を10月21日㈯に目白キャンパス成瀬記念講堂で開催する。シンポジウムではアイヌ文化の伝承に関するディスカッションが行われる。

平取町立二風谷アイヌ文化博物館の廣岡絵美氏による講演や、㈱平取町アイヌ文化振興公社の木村絵乃氏による口承文芸の実演、解説、ディスカッションが行われる。同大学はアイヌ文化の伝承や課題を考えることを目的として、今回のイベントを企画した。

今回の催しについて佐藤和哉教授は「口承文芸の実演を含む本シンポジウムでアイヌ文化の奥深さに触れることが、さまざまな差別やヘイトを生む〝日本は単一民族国家〟というような誤った考えを払拭する一助になると思う」と話している。

会場は日本女子大学目白キャンパスにある成瀬記念講堂（東京都文京区目白台）。２１日の午後１時から４時まで実施し、５時からは学内生協で懇談会が行われる予定。入場無料。希望者は以下の申し込みフォームから１６日の正午までに申請する必要がある。