学校法人立命館とアドビ㈱は先月２９日、Ｓｏｃｉｅｔｙ５．０時代における新たな価値創出を担う人材育成を目指し、その実現に必要な連携・協力を行うことを合意し、協定書を締結した。この連携の中ではアドビとの新たな取り組みも示されている。

協定は立命館のすべての附属小学校、中学校、高校および大学において、時代に即したイノベーション人材の育成を目指して、約５万人の児童、生徒、学生に対しクリエイティブ人材育成のためのカリキュラム開発をはかるものだ。

立命館はこの連携の中で、アドビがグローバルで推進する「Ａｄｏｂｅ Ｃｒｅａｔｉｖｅ Ｃａｍｐｕｓ」の日本初の認定校となる可能性のある取り組みも共同で推進する。これは、アドビのデジタルクリエイティブツールを活用したイノベーティブなカリキュラムを推進するもの。世界各国の教育機関とコンテンツなどを共有して、イノベーションを推進する基盤と基礎能力の育成を図る狙いがある。

立命館の中谷善雄総長は「今回の協定締結を機とした連携が、児童・生徒・学生にとって未来を切り開くステップとなることを大いに期待しております」とコメントしている。