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東北大がSIP「イノベーション創出基盤」に採択

東北大学の大関真之教授を代表とする研究グループは9月29日、内閣府・戦略的イノベーションプログラム(SIP)のサブ課題「イノベーション創出基盤」の一つとして採択されたと発表した。今後、量子コンピュータを使いこなせる人材を育てることに努める方針だ。

SIPにおけるメインの題目は「量子コンピュータを活用した新事業を共創する研究開発基盤」だ。これまで、東北大は「量子ソリューション拠点」として、その技術の社会実装に取り組んできた。今後、量子コンピューティングを使いこなす「量子ネイティブ」のさらなる育成を進めていく。

また量子ネイティブの中でスタートアップ企業の創業意欲がある人材には創発活動の実施可能な場を国内各所に整備するなど、量子技術を社会に広めるための支援をしていく予定だ。

東北大は今後の展開として「次年度に情報教育特別講義を開講して、先代を皮切りに全国で量子ソリューション開発の教育活動を実施していく」と発表している。