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総研大が12月に学術講演会「三浦半島をまるごとカガクする!」

総合研究大学院大学は学術講演会「三浦半島をまるごとカガクする!~三浦半島の生き物と科学技術史~」を12月6日㈰午後2時から横須賀市生涯学習センターで開催する。

同大統合進化科学研究センター(RCIES)は、「三浦半島プロジェクト」と して、三浦半島とその周辺に生息する多様な生物や、同地域での科学研究の歴史に着目した研究活動を展開している。同センターに所属する研究者3氏が登壇し、それぞれの専門分野から、三浦半島をフィールドとした最新の研究成果を下記のとおり紹介する。

◎寺井洋平准教授(進化生物学)「古代DNAからみた日本のイヌの歴史」 近年、ニホンオオカミのゲノム研究から、イヌは東アジアで誕生した可能性が高いことがわかってきた。その後、日本列島には約1万年前にイヌが渡来し、縄文時代の人々とともに暮らしていた。約3000年前に弥生時代が始まると、朝鮮半島から、それまでとは異なる系統のイヌも渡来した。

では、関東地方では、どのようなイヌが人々と暮らしていたのか。三浦半島で発見された古代犬をはじめ、日本列島のイヌがたどった歴史を、古代DNAの分析結果から紹介する。

◎猪鼻真裕助教(科学技術史)「研究用原子炉と市民の関わり~1950年代、武山地区~」 1950年代、戦後の復興を目指す日本で、原子力の平和利用はしばしば「原子力の夢」として語られきた。他方で、原水爆開発などに対する反対の声が大きかったのも事実。その複雑な歴史の中に、横須賀市も編み込まれてきた。横須賀市に、どのような経緯で研究用原子炉が設立されたのか、その際、市の人々はどのように関わっていったのかを、紹介する。

◎渡辺佑基教授(海洋生物学)「三浦半島沖に来遊するサメの生態と回遊パターン」 三浦半島の沖には黒潮の流れる豊かな太平洋が広がっており、サメ類、マグロ類、カジキ類などの大 型外洋性魚類が多く来遊している。これらの魚は、巨大な海をどのように利用し、どのような生活をしているのか。ここでは、動物の体に計測機器を取り付ける「バイオロギング」の手法で明らかに なったサメの生態や回遊パターンについて語られる。