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皇居三の丸尚蔵館、今秋グランドオープン

皇居三の丸尚蔵館が、改修工事を終え、11月3日全面開館する。グランドオープンにあたり、記念特別展を実施。11月3日から1月24日に特別展『皇居の至宝‐美いづるところ』を開催するとともに、『国宝 動植綵絵 いろどりの世界』展を年明け2月4日から3月14日まで、3月25日から5月16日には『日本の書の美1300年』展を行う。

三の丸尚蔵館は、平成元年(1989年)に上皇陛下と香淳皇后(昭和天皇の皇后)により、皇室に代々受け継がれた絵画、書、工芸品、歴史資料などが国に寄贈されたことを受け、保存と研究、公開を目的に、宮内庁三の丸尚蔵館として同5年(1993年)11月に皇居東御苑内で開館した。

館名の〝尚蔵〟は、古代律令制で天皇に関わる器物を管理する蔵司の長官「くらのかみ」に由来し、大切に保管するという意味を持つ。また旧江戸城三の丸の地に建設されたことから「三の丸尚蔵館」と名付けられた。

その後、平成8年(1996年)に旧秩父宮家、同13年(2001年)に香淳皇后ご遺品、同17年(2005年)に旧高松宮家、さらに同26年(2014年)に三笠宮家から、それぞれご寄贈を受け、収蔵品に加わった。

令和元年(2019年)からは、収蔵庫と展示室を拡充し、より充実した活動を行うために、新たな施設の建設が進められた。同5年(2023年)には管理・運営が宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ移管され、同年11月に『皇居三の丸尚蔵館』の名称で、一部を開館した。

今回、今年秋の全面開館により、新しく生まれ変わった皇居三の丸尚蔵館が来館者を迎えることとなった。

建物の外壁や内部には、皇居の建築にも用いられている緑青色の銅板屋根や、伝統的な文様であるひし形模 様があしらわれており、近代的なデザインでありながら、日本の伝統的な趣も感じられる意匠となっている。また、11月3日のグランドオープンにあわせて、隣接する宮内庁の大手休憩所も開業する。

また、展示室に加え、映像上映をはじめ、講演会やワークショップなど多様な催しに対応できる講堂を新設した。さらに、ミュージアムショップも新たに整備されている。工事費は約155億円。国際観光旅客税財源を充当した。