国立工芸館(金沢市)は、「デザイン・クロニクル展‐なにが生まれて、なにが変わった?」展を10月9日から年明け1月11日まで開催する。国立工芸館は工芸とデザインを専門的に扱う国内では唯一の美術館。
19世紀の急速な工業化は新しい素材や機械による大量生産をもたらした。それまで職人が手仕事で制作していた物品を新しい素材や生産方式でつくるためには、抜本的な転換が求められてきた。
工芸家たちは試行錯誤を繰り返し、やがて今日「デザイン」と呼ぶものが確立する。このように、デザインとは近代化によって生じた様々な課題に対応するために工芸から派生した新しいものづくりの考え方。それはヨーロッパで生まれ、世界中へと広がってきた。
同展では同館のデザインコレクションを中心に紹介し、19世紀後半のアーツ&クラフツ運動からアール・ヌーヴォーとアール・デコ、バウハウスに代表されるモダニズム・デザイン、さらに第二次大戦後の展開までの100年余りのデザインの流れをたどる。