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ネアンデルタール人と現生人類は価値観を共有していた 科博でNEWS展

国立科学博物館は7月14日㈫から9月6日㈰まで、科博NEWS展示『ネアンデルタール人と現生人類は価値観を共有していた』を開催する。

科博生命史研究部の森田航研究主幹を含む国内研究機関3名、海外研究機関8名からなる共同研究グループは、トルコでの発掘調査によりネアンデルタール人と現生人類両方の化石を発見し、今年7月初旬に京都大学と共同で研究成果の論文発表とプレスリリースを行った。

この研究から、ネアンデルタール人と現生人類は2万年以上にわたり、安定して共通の文化を維持していたことが分かってきた。ネアンデルタール人は同じ手法で石器を製作し、同じ食糧調達戦略を有していた。

また、両者は食用に向かない特定の種の貝殻を収集しており、文化の共通性は実用面だけではなく、非実用的な自然物の収集行動にも及んでいた。

このような文化の共通性の背景には両者の交流があり、この交流の基盤には〝役に立たないが美しい〟貝殻の収集に表れているように、種を超えた価値観の共有があったと考えられている。

今回のNEWS展示では、この研究の内容をパネルでわかりやすく解説し、ネアンデルタール人の子供の下顎骨レプリカ(初公開)や巻貝でつくられたビーズ(発掘された貝殻と同種のもの)等を公開する。併せて、発掘現場の様子を映像と写真で紹介する。