顔が見えない後ろ姿であっても、男女問わず「髪のつや」の違いが人物の第一印象に影響することを、京都光華大学社会学部の平松隆円准教授が明らかにした。
従来、髪のつやは女性の美しさや整容の文脈で語られてきたが、今回の調査では女性だけでなく、男性の後ろ姿も画像として使用し、回答者にも男性・女性の双方を含めて分析した。
その結果、男女を問わずつやのある髪は、つやの少ない髪に比べて高く評価され、「きれい」「清潔感がある」「華やか」「スタイリッシュ」「知的」などの人物印象項目で、男性からも女性からも高く評価されることが確認された。
これは、髪のつやが人物印象のすべてを一律に高めるのではなく、髪の状態から推定されやすい清潔感、美しさ、洗練された印象などに選択的に作用している可能性が示されたと言える。
第一印象に関する研究では、これまで顔の表情や顔立ちなど顔情報が重視されてきたが、今回の調査結果により、顔が見えない後ろ姿においても、髪のつやが印象判断の手がかりになり得ることが明らかとなった。
今後、身だしなみ教育や男女向けのヘアケア製品開発、男性美容などへの応用が期待される。
なお、この研究成果は、去る6月27日に京都女子大学で開催された、日本繊維製品消費科学会2026年度年次大会にて発表された。
