慶應義塾大学は、昨年4月に矢上キャンパスに開所したイノベーション創出拠点『Yagami Innovation Laboratory(通称:YIL〈イール〉)』では、産学の戦略的連携に向け「YIL産学連携アライアンス」の形成に取り組んできた。YIL1周年を記念し、6月26日に「YIL開所1周年記念シンポジウム‐AI・科学技術・社会‐」を開催する。
シンポジウムでは、現在注目を集めている〝フィジカルAI〟を軸に、浅川智恵子氏(慶應義塾大特任教授IBMフェローエメリタ日本科学未来館館長)、小野智弘氏(KDDI総合研究所Human Centered AI研究所長)、嶌本慶太氏(㈱安川電機技術開発本部つくば研究所先端技術担当主事)による招待講演を行うとともに、慶應義塾大理工学部の関連研究を披露する。
同大では、シンポジウムが研究・教育・社会実装の接点となり、今後の産業界との共創を探る契機となる ことを目指している。このシンポジウムは慶應義塾大学のビジョン〝未来のコモンセンスをつくる研究大学〟の実現に向け、慶應義塾大イノベーションラボラトリーが主催し、日本学術振興会「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J‐PEAKS)」に採択された取り組みの一環として実施される。
YILは、国内外の社会課題解決やスタートアップを通じた新産業創出といったイノベーションが起きる拠点として、慶應義塾大学矢上キャンパスに一昨年春に開設。この施設と取組は、日本学術振興会「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J‐PEAKS)」と文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」に採択されたことによって実現している。
YILはイノベーションの拠点として、人が集い、議論し、学び、挑戦する場所を提供します。開放的な空間と、ロボットの自動操縦、アプリ開発の試作に挑戦できるような常設実験室などを設け、学生の将来を後押しする教育プログラムや、起業支援と産学連携に向けた 情報発信、YILを活用した企業との共創に力を入れている。