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東京医歯大とナインアワーズ カプセルホテルで不整脈の共同研究を開始

都内を中心にカプセルホテルを展開する㈱ナインアワーズは25日、東京医科歯科大学などと、カプセルホテルの宿泊者を対象とした「体動センサによる非侵襲的な心拍モニタリングと不整脈検出」に関する共同研究を開始したと発表した。

不整脈は高確率で脳梗塞の合併を引き起こすとされ、発症すれば患者の生活レベルは著しく低下する。そうしたリスクから早期発見が望ましい。

その検知には長時問のデータ計測が必要で、長い間安静状態となる睡眠時の計測が果たす役割は大きい。共同研究では、カプセルベッド内に設置された体動センサから得られる心弾動図から不整脈検出の手法確立を目指す。

ナインアワーズは、2021年12月から宿泊客を対象とした睡眠解析サービス「9h sleep fitscan」を実施。そこから得られたデータをもとに、睡眠状況を記録したレポートをこれまで6万人の宿泊客に提供してきた。

ナインアワーズは「今後は睡眠状況の記録にとどまらす、睡眠時の疾病リスク検知に関わる研究を積極的に進めていく」としている。