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民族学博物館 「依存するヒト―民族・国家・嗜好品」を11月に開催

国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園)では、公開講演会「依存するヒト―民族・国家・嗜好品」を11月10日に日経ホール(東京都千代田区大手町)で開催する。

講演では、人間の依存とは何かを歴史的にひもとくとともに、嗜好品の一つである酒をめぐる民族と国家との相互作用をオーストラリア先住民の事例から紹介する。その上で、多様な価値観で共存する社会のあり方を考えていく。

講演会では国立精神・神経医療センターの松本俊彦センター長が「依存症と人類~人はなぜ依存症になるのか?」を国立民族学博物館の平野智佳子助教が「文化危機と『酒狩り』~オーストラリア先住民の選択」をテーマに講演を行う。その後には松本センター長、平野助教、同博物館の野林厚志教授でディスカッションをする予定。

イベントは午後5時30分に開場し、8時40分に終了する見込み。定員は600人で、WEBライブ中継も同時に実施する。国立民族学博物館の公式ページの参加フォームから申し込みが可能。受付期間は来月5日~11月1日の午後5時まで。定員になり次第、受付終了となる。