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阪大と企業の3Ⅾバイオプリンティング技術が JST「研究成果最適展開支援プログラム」に採択

ナガセケムテックス(株)と大阪大学は25日、同大の境慎司教授の3Dバイオプリンティング用インクとバイオプリンタに関する共同研究について、科学技術振興機構(JST)が研究成果を経済に生かす取り組み「研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)に採択されたと発表した。

プログラムは、大学などが創出する技術の掘り起こしなどの支援の下で研究開発を推進しつつ、企業への技術移転を行うというもの。JSTは、将来の医療技術として期待される3Dバイオプリンティングの基幹となるインクとプリンタの統合的な開発を前に進めていく。

これまでナガセケムテックスと大阪大学は、柔らかく大きな構造物の高精度バイオプリントの実現に寄与するインクとプリント方法について研究してきた。両者は「今後は、それらを社会実装し、医療、環境、食品、化粧品産業でさまざまな用途に利用してもらうために、JSTの支援を受けながら製品化に取り組む」としている。