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チャンドラセカールプラズマ物理学賞に居田自然科学機構教授

アジア太平洋物理学会連合(AAPPS)は15日、プラズマ物理学の顕著な進歩に貢献した研究者に授与する「第10回チャンドラセカール賞」の受賞者に自然科学研究機構の居田克己教授を選出した。

AAPPSは、居田教授の受賞理由を乱流駆動流、Hモード状態の電場シアー、磁気ドポロジーと非局所性の輸送への影響など磁場核融合プラズマのさまざまな乱流状態の実験的発見に対する先駆的な貢献としている。

インド生まれの天体物理学者・スブラマニアン チャンドラセカールの名を冠した同賞はAAPPSが2014年に設置したプラズマ物理学の最高賞。プラズマ物理学に関して顕著な貢献を行った研究者に贈られる。14年に東京大学の一丸伏夫教授、17年に日本原子力研究開発機構の田島俊樹教授に贈られている。