⽇本⼥⼦⼤学(東京都⽂京区)の附属機関である成瀬記念館では、9月21日から企画展『井上秀、大橋広の時代 激動の昭和とふたりの校長』を開催している。
同大学の創立者である成瀬仁蔵は「男子の身であるからただの縁の下の力持ちをやって来たに過ぎません」と述べた。卒業生を”母校の娘”と呼び、継承者として女子教育の要となることを望んだという。
この期待に応えたのが、アジア太平洋戦争と敗戦という激動の時代に、同大の校長・学長の重責を担ってきた井上秀と大橋広。展覧会では、第1回生たちが作りあげた学園生活の様子を、大人紙芝居やエプロンモンペといった資料とともに伝える。
開館日は火曜日から土曜日。平日は午前10時から午後4時30分、土曜日は午前10時から正午まで開かれている。主な展示は「井上秀の著書」「エプロンモンペ」「大人紙芝居」など。学生だけでなく、一般の入館も可能。