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AIやメタバースなどの⼈材育成や共同研究を推進へ 東⽇本の⼤学初、東京工科大がNVIDIAと学術交流協定

東京⼯科⼤学(東京都⼋王⼦市)では、⽶国半導体メーカーNVIDIA(エヌビディア)の⽇本法⼈エヌビディア合同会社(東京都港区)と、学術交流に関する協定を締結した。同協定の締結は、東⽇本の⼤学として初となる。

両者は同協定のもと、⽣成AI(⼈⼯知能)などに利⽤される同社の主⼒製品であるGPUや、産業⽤デジタルツインの構築で、3Dワークフローのためのリアルタイム仮想空間シミュレーションとコラボレーションを実現するプラットフォーム「NVIDIA Omniverse」、物理に基づいた機械学習のフレームワークである「NVIDIA Modulus」などでの技術者⼈材育成や共同研究開発の協⼒などを推進する。

また、東京工科大コンピュータサイエンス学部では、国内⼤学での先進的な取り組みとして、「NVIDIA Tensor コア A100 GPU」とNVIDIA AIプラットフォーム「NVIDIA AI Enterprise」を⽤いて複数の仮想GPU環境を構築。同学⽣や教員が必要な時に必要なだけ利⽤できる新しいAIプラットフォームとして、今年6⽉に運⽤を開始している。

協定期間は、今年9⽉1⽇から2025年8⽉31⽇まで(延長あり)。協定内容は、①エヌビディア社員と東京⼯科⼤教職員・学⽣等の⼈材交流をはじめ、②講演会及びシンポジウムの開催、③学術情報及び資料の提供、④共同研究等の研究開発協⼒―などとなっている。