文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
オワハラ実施企業は約1割 内定承諾期限「なし」が最多 内定率は9割 リクルート調査

リクルートの研究機関「就職みらい研究所」は10日、大学生などを対象とした就職プロセス調査の結果を公表した。大学生の7月1日時点の就職内定率は88.0%(前年同月比4.8ポイント増)で、就職活動を辞めるように迫る「オワハラ」は約1割の学生が受けていたと判明している。

調査で、内定取得先企業の内定承諾期限を尋ねると、「承諾起源はなかった」が最多の22.1%。続いて「2週間以上~1カ月未満」「1カ月以上~2カ月未満」の順だった。オワハラを受けたことがあるかを聞くと、「ある」が7.7%で、「わからない」と答えた人も11.6%いた。

地域別では中部が最も多く92.1%が内定。関東88.9%、近畿88.7%と続いた。進路確定率は75.0%となっている。

栗田貴祥所長は「企業の皆様には、学生の状況に応じて柔軟に対応いただくことを期待する」とし「就職活動を続けている皆さんは、あきらめずに自分のペースで就職活動を続けることで納得感のある進路決定を実現していただきたい」とコメントしている。

リクルートはモニターに登録した学生3906人にアンケートを実施。1~4日に1188人から回答を得ている。