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学生開発の超小型衛星「KASHIWA」画像データの地上送信など3目標を達成 千葉工業大

超小型衛星「KASHIWA」

千葉工業大学は3日、宇宙産業を支える技術者を育成する「高度技術者育成プログラム」の一環で、学生が開発した超小型衛星「KASHIWA」が初期ミッションを達成したと発表した。

KASHIWAは10×10センチの箱型の衛星。今年3月にスペースX社のロケットで打ち上げに成功し、地上と衛星の通信が確立されていた。今回達成した目標は「衛星が撮影した画像1枚を地球上で画像に復元」と「一般アマチュア無線家へのメッセージ送信」、「地磁気データの聴覚情報への変換」の3つ。

同大は「一般アマチュア無線家へのメッセージ双方向通信、ステレオカメラによる測距、夜間光などを対象とした地球観測に挑戦するとともに、SNSやウェブサイトを通じてKASHIWAが取得したデータを公開していく」としている。