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日本語版の大規模言語モデル研究開発で連携 「透明性向上と社会実装を加速化」 東工大とNII

東京工業大学と国立情報学研究所(NII)は、大規模言語モデル(LLM)の研究開発において連携することを目的とした協定を締結した。国産LLMの構築と今後の社会実装が期待されている。

LLMは社会全体のあり方を変える革新的な技術であり、検索や学習サポートなどあらゆる産業に波及している。だが、信頼性の確保といった観点から課題が生じており仕組みの解明や安全な人工知能(AI)の実現が課題となっている。

協定では日本語のLLMの学習に必要なデータ収集と日本語性能の向上、スーパーコンピューターを用いた習得の研究の3項目で協力していく。両者は「LLM の研究を協力して推進し、オープンかつ日本語に強いLLMの構築を通じて、生成AI の透明性の向上と社会実装を加速化させる取り組みを行っていく」としている。