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北大が大学院生向けPBL「未来志向ワークショップ~札幌の気候変動と脱炭素アクション~」

北海道大学教養深化プログラム、広報・社会連携本部社会連携部門、サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は、札幌市環境局の共催、北海道ガス株式会社及び学生団体BEASTの協力で、2月26日、3月1日、2日の3日間、大学院生を対象に「未来志向ワークショップ~札幌の気候変動と脱炭素アクション~」を開催し、法学院、文学院、工学院、環境科学院から計7名の大学院生が参加した。

初日は、札幌市の脱炭素の目標や取組を学び、SDG学習カードゲームで資源循環を体験しながら交流を深めた。2日目は、札幌都心部の地域熱供給を支える北ガス札幌発電所と中央エネルギーセンターを見学後、北海道ガスの社員も加わり2チームに分かれ、『脱炭素で強靱なエネルギー利用を実現するためのアクション』と『札幌市の機構変動に関する広報力向上施策』をテーマにグループワークが行われた。

3日目は各チームのアクションプランが発表され、札幌市環境局環境都市推進部環境政策課の富士本雄大氏と青木亨丞氏による講評で大いに盛り上がったワークショップは幕を閉じた。参加した大学院生からは、「多様なバックグランドを持った参加者による議論の相乗効果を実感した」、「脱炭素への取組への理解がすすんだ」といった声が聞かれるなど、好評を得た。

令和6年度からは、大学院生の力を社会に活かす社会貢献型授業の開講を予定しており、共創的な人材育成やワークショップの展開を計画している。

参加した大学院生とワークショップの運営者