リクルートは大学生と大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施。３月卒業時点の内定率は９６．８％で前年度比０．７ポイント増であった。また、内定辞退率も６３．６％に上っている。内定取得企業は平均で２．４９社だった。

調査は大学生９６４人と大学院生３３１人を対象に行い、３月１５～１８日の期間にオンラインでアンケートを実施した。

就職確定先の企業を問うと「情報通信業」が最多の２５％。「製造業（機械以外）」１３．７％、「機械器具製造業」が１０．９％と続いていた。確定先企業の規模は、「５０００人以上」「１０００～４９９９人」「３００～９９９人」と続いていた。

リクルート就職みらい研究所の栗田貴祥所長は「より早い時期に志望度の高い企業の内定を取得している様子をうかがえる」と指摘。「学生が学習時間などを確保しながら混乱せず就職活動に取り組むことができているのか、議論を進めるべき時期にきている」と提言している。