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近畿大がNFT企画企業と協定 Web3による教育・研究・学生サービス等の発展目指す

■ポイント□

◎近畿⼤とブロックチェーンを活⽤したNFT企画・事業を⾏うフィナンシェが包括連携協定締結

◎在学⽣・卒業⽣・研究者・地域住民との分散型⾃律組織(DAO※)のコミュニティの⽴ち上げ目指す

◎Web3を活⽤した教育・研究・学⽣サービス等の充実及び⼈材の育成、地域社会への貢献のモデルケース確⽴を目指す

※DAO:Decentralized Autonomous Organizationの頭⽂字を取ってDAOと呼ばれる。特定の所有者や管理者が存在せずとも、所属するメンバーが⾃らの意思決定を持ち⾃⽴的に活動すること

近畿⼤学は、ブロックチェーンを活⽤したNFT企画・事業を⾏っている㈱フィナンシェ(東京都渋⾕区)は、8⽉1⽇に包括連携協定を締結した。フィナンシェが⼤学と包括連携協定を結ぶのは、近畿大が初めて。今後、双⽅の強みや資源を最⼤限に活⽤し、情報技術による教育・研究・学⽣サービス等の充実及び⼈材の育成を目指す。

近畿⼤とフィナンシェは、「情報技術による教育・研究・学⽣サービス等の充実及び⼈材の育成を図るための包括連携協定」を締結した。近畿⼤では、新⼊⽣への⼊学記念NFTの配布など、Web3に関連した取り組みをいち早く実施してきた。⼀⽅、フィナンシェは、ブロックチェーンを利⽤したトークン発⾏型クラウドファンディング「FiNANCiE」を提供しており、200以上のスポーツチームやエンタメ・地域創⽣プロジェクトで、トークン発⾏や継続的なファンコミュニティ形成の⽀援を⾏っている。

今回の包括連携協定締結を契機として、両者の知⾒を結集し、学⽣・卒業⽣・研究者・地域住民の継続的な交流を促進する分散型⾃律組織(DAO)のコミュニティ(DAO型コミュニティ)の⽴ち上げを目指す。また、Web3を活⽤した、教育・研究・学⽣サービス等の充実及び⼈材の育成、社会への貢献の新たなモデルケースの確⽴を目指す。

まずはDAO型コミュニティ⽴上げの第⼀歩として、近畿⼤学発ベンチャー起業⽀援プログラム「KINCUBA(キンキュバ)」に参加する学⽣に向けてDAOコミュニティやトークンの仕組みに関するセミナーを開催し、次世代の技術を⽤いた起業への意欲がある学⽣を募る。