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アンモニア燃料を使ったディーゼルエンジン 上智大教授らが熱効率向上に寄与する可能性を確認

上智大学の一柳満久教授らの研究チームは、ディーゼルエンジンの吸気ポート「タンジェンシャルポート」の開口面積が25%以上になると、圧力を調整するシリンダ内の圧縮行程初期から旋回流が形成されることを明らかにした。

アンモニアは二酸化炭素(CO₂)を排出しない代替燃料として注目されているが、難燃性であるため、燃焼効率を向上させることが実用化に向けた大きな課題となっている。

研究チームは、エンジンシリンダ内の旋回流の形成に伴う燃料と空気の混合促進に着目。旋回流が形成される条件について実験的に調査した。具体的には、2種の形状の異なる吸気ポートを有するシリンダ内を可視化可能なエンジンを用いて、吸気ポートの開度を変化させた場合のシリンダ内の流れを実測した。

研究グループは「今後研究チームは、アンモニアとガソリンの混焼やアンモニアのみの燃焼による実験を行い、本研究から示唆された結果を検証していく」としている。