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「うがい」で糖尿病改善 阪大研究Gが明らかに 歯周病菌を減らして血糖値上昇改善に寄与

大阪大学の又吉紗綾特任講師らの研究グループは、2型糖尿病患者がクロルヘキシジン配合マウスウォッシュを用いることで、口腔内に存在する歯周病菌が減少するとともに、血糖コントロール状態が改善することを明らかにした。クロルヘキシジンが入った洗口液を使うことで血糖値上昇改善にもつながるという。

歯科医院での治療によって、歯周病の改善だけでなく糖尿病患者の血糖コントロール状態も改善することは報告されていた。一方で、2型糖尿病患者がクロルヘキシジン配合マウスウォッシュを用いたうがいをすることで、口腔及び全身の状態にどのような影響を及ぼすかについては明らかにされてこなかった。

研究グループは、糖尿病クリニックを受診中の2型糖尿病患者173人に対して、半年間は水道水でうがいを、その後6カ月はクロルヘキシジン配合マウスウォッシュを用いてもらい歯周病菌種数の変化と血糖値の変化を評価した。

その結果、クロルヘキシジン配合マウスウォッシュを用いてうがいを行うことで、口腔内に存在する悪性度の高い歯周病菌種が減少するとともに、比較的年齢が若い2型糖尿病患者において血糖コントロール状態が改善することが分かった。

グループの仲野和彦教授は「このような家庭でのセルフケアに加え、歯科医院におけるプロフェッショナルケアを受けることで、糖尿病の改善に相乗効果が期待される」とコメントしている。

クロルヘキシジン配合マウスウォッシュうがいに
よる悪玉歯周病菌種の減少と糖尿病マーカー(H
bA1c)改善の一例