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卵を産む哺乳類の色覚進化を解明 北大と豪アデレード大などの研究チームがカモノハシとハリモグラ調査

北海道大学と豪アデレード大学などの国際共同研究チームは、卵を産む哺乳類であるカモノハシとハリモグラの色覚に種差があることを解明した。

色覚は、光の波長構成の違いを色の違いとして感知する。人は感受波長域の異なる3種類の色覚センサーを持つが、カモノハシとハリモグラは短波長側(青側)と長波長側(赤側)の2種類の色覚センサーにより色を見分ける。

それぞれの色覚センサーを解析した結果、両種の吸収極大波長は10ナノメートル程度ずれており、カモノハシは青側に、ハリモグラは赤側に偏っていた。

「カモノハシの祖先である『オブドゥロドン』は水中で餌を探したため、それらが生きていた1300万年前に青側にズレる変化が起きたのではないか」とチームは推察。ハリモグラは化石がほとんど発見されておらず考察すると、ハリモグラの色覚は昼時間に使われ、一方で夜時間には優れた嗅覚を利用していると考えた。

研究チームは「今後も日豪が連携して研究していくことは、両種の保全と未来につながっていく」としている。