海洋研究開発機構(JAMSTEC)など10機関からなるチームは学術研究船「白鳳丸」を使って16日から、能登半島地震による余震が継続している海域で緊急航海をする。海底地形調査と航走観測、海底地震計(OBS)30台程度と海底電位磁力計(OBEM)2台程度の観測機器の設置をする予定。
OBSは海底に設置して数カ月~1年程度の地震波を観測する装置、OBEMは海底に設置して磁場や電場データから海底の電気の流れやすさを可視化する機械だ。機構は「観測機器は約1カ月後に回収してデータを解析することで、地震や津波の発生メカニズムを明らかにする」としている。