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高感度の新型中性子干渉計 理研など5機関が開発 中性子の相互作用の測定の限界打開

理化学研究所(理研)など5機関の共同研究グループは、従来手法を大幅に上回る感度で中性子に及ぼされる相互作用を測定できる新型中性子干渉計の開発に成功した。この成果は中性子の相互作用の測定の限界を打開し、物理学の発展に寄与することが期待されている。13日付の科学誌「フィジカルレビューレターズ」に掲載された。

研究グループは、従来手法と全く異なる原理を用いた新型中性子干渉計を開発。この装置は人工的に作成した中性子反射ミラーを高精度に配置することで幅広い波長帯域の中性子を利用できるようになっており、従来型から感度が向上したことに加え、取り扱いも容易だという。

新たな干渉計は、幅広い中性子を利用して波長に対する干渉縞を取得するという新しい原理で動作する。そのため、過去に従来の干渉計で行われた実験を高い精度で再検証することが可能。例えば、地球の重力が中性子に与える影響を測定することで、微小な粒子における重力の理解を深めることもできる。

開発された新型中性子干渉計