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大豆から生まれる機能未知のマイクロRNA 肝線維化抑制作用を発揮すると明らかに(九大)

九州⼤学の立花宏文主幹教授らのグループは、大豆イソフラボンから生成されるポリフェノール「エクオール」により発現量が増加する機能未知のマイクロRNA「miR-12135 」が強力な肝線維化抑制作用を発揮することを明らかにした。

エクオールの産生能力は個人の腸内細菌叢に依存することが知られている。エクオールを腸内で産生できる患者は、できない患者に比べて肝線維化の進行が遅いことが報告されていたが、その具体的な仕組みは不明であった。

研究では、miR-12135 が強力な肝線維化抑制作用を発揮することを発見。さらに、その作用機構を明らかにする過程において、miR-12135がITGA11と呼ばれるコラーゲン受容体の発現を抑制することで抗線維化作用を発揮することを確認した。

立花教授らは結果について「今回の我々の研究で、線維化時に特異的に増加するITGA11がこのTGFβ経路の異常活性化に必須であることを見いだしたため、ITGA11を標的とすることで、TGFβ経路の安全な制御が可能となる」と評している。