文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
たんぱく質「αシヌクレイン」が神経細胞の機能維持を阻む 東北大助教らが明らかに パーキンソン病関連疾患の解明に貢献

東北大学の菅野直人助教らの研究グループは、たんぱく質「αシヌクレイン」がエピゲノム環境を変化させることにより神経細胞の機能維持を阻むことを明らかにした。パーキンソン病関連疾患の病態解明に貢献しそうだ。

パーキンソン病は65歳以上では100人に1人が罹患するとされる有病率の高い神経変性疾患。この病の分子病態の主役とされるαシヌクレインは、明確な役割が明らかではなく研究発展が望まれていた。

研究では、実験細胞を用いてエピゲノム制御が行われる核たんぱく質の中からαシヌクレインと関連する因子を探索。BAF複合体と呼ばれるヒストンリモデリング因子とヒストン修飾酵素PTMT5を同定した。

菅野助教らは「PRMT5とパーキンソン病病態の関わりについては今後も検討を要するが、将来はこのような薬剤のドラッグ・リポジショニングによる疾患修飾療法につながる可能性もある」とコメントしている。