文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
熊本地震以降9割以上の確立で的中 ブレイン地震予報代表が「3種前兆地震予知法」開発 

ブレイン地震予報の内山義英代表は、地中電磁波と低周波、前震活動による高度な地震予知法「3種前兆地震予知法」を開発した。熊本地震以降の震度5弱以上の地震で9割を超える予想的中率を示している。

本地震予知法で採用した3種類の前兆現象のうち、低周波音は、地震発生の1~2カ月程度前に発生するため、もっぱら中長期地震予知に用いる。地磁気・地電流異常は、地震発生の1~2週間程度前に発生するため、地震発生の2週間前までの短期地震予知に適用できる。前震活動は、発生の数時間から数日程度前に発生するため、直前地震予知に使われる。

2016年の熊本地震以降に国内で発生したマグニチュードまたは震度5弱以上の地震の予測精度は9月30日時点で93.6%にのぼる。8月からは大手新聞社で「週間地震予報」を連載。9~10月までの予報成功率は100%だった。

内山代表は同手法を「地電流の変化に着目して地震の予知を行う『VAN法』と異なり、地震前兆波形の周期特性及び振幅量(とその偏差量)を中心パラメータとした比較的簡明な原理及び予知ロジックに基づく独自手法である」と表現。

今後について「地震予知技術の更なる精度向上並びに予報実績の蓄積を図るとともに、社会的認知向上と地震防災活動への有効な反映を図ってゆく所存である」と力を込めた。

地磁気・地電流異常の原理