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JAMSTEC 紀伊水道沖で地震センサーと津波観測装置を接続 プレートの「ゆっくり滑り」のリアルタイム観測が可能に

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、調査船「新青丸」で無人探査機を用いて海底ケーブルを敷設し、紀伊水道沖の海底500メートルに設置されている地震観測センサーと津波観測装置「DONET2」を接続する。2つをつなげることで南海地震の震源地域で断層が遅く動く「ゆっくり滑り」のリアルタイム観測が初めて可能となる。

今後準備が整い次第、高知沖、日向灘にも同様の設備を整える。防災科学技術研究所が整備を進めている海底ケーブル地震観測網(N-net)との接続により、より広範囲な観測体制の構築を目指していく。