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多様なたんぱく質を制御するユビキチン化の反応過程 金沢大准教授らが映像化に成功

金沢大学の紺野宏記准教授らの研究グループは、細胞内で営まれるほぼ全ての生命現象の制御を行う「ユビキチン化」に関与している酵素の構造動態や関連酵素間で行われるユビキチン受け渡しの様子を、高速原子間力顕微鏡(高速AFM)を用いて世界で初めて映像化することに成功した。

研究では生体試料の形状と動きを同時に映像化できる高速AFMを用いて、ユビキチン化関連酵素(E3)の1つである「E6AP」の部分構造体であるHECTドメインの構造動態をリアルタイムで映像化した。

さらにコンピューターシミュレーションによる解析結果も加え、E3の構造ダイナミクスにおけるヒンジプールの役割を詳細に理解することができた。

研究グループは「今後はE6AP単体、E6AP/E6及びE6AP/E6/p53複合体の構造動態を解明しE6がE6APによるp53ユビキチン化の活性を上昇させる仕組みを明らかにする」としている。