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新種の「オキナワアシナガメクラチビゴミムシ」科博研究チームが発見

国立科学博物館など5法人からなる研究チームは、沖縄本島の洞窟から新種の「オキナワアシナガメクラチビゴミムシ」を発見したと11日付の国際学術誌で発表した。体調は7ミリ程度で日本のメクラチビゴミムシでは最大級だ。

研究グループの大岡素平氏が琉球列島で初めてメクラチビゴミムシを発見した。これにより分布を大きく南に更新している。さらに、国内で知られていた同種と比べて、地下環境に特化した形態を有していることから新属新種であることが明らかとなった。

研究グループは「琉球列島が地上部だけではなく地下にも豊かな生物多様性を有しており、その解明がまだ途上であることを象徴している」とし「琉球列島の地下環境からは今後も新種の発見に代表されるような、数多くの発見が期待される」とコメントしている。

オキナワアシナガメクラチビゴミムシの洞窟内の様子
(田村常雄氏撮影)