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ナチュラルキラー前駆細胞急性白血病は「新たな白血病」 医歯大が研究Gが発表

東京医科歯科大学の髙木正稔教授らの研究グループは、日本小児血液・がん学会との共同研究で骨髄/ナチュラルキラー(NK)前駆細胞性急性白血病が、従来の白血病から独立した疾患であることを明らかにした。国際科学誌「サイエンスアドバンス」のオンライン版で14日に発表されている。

骨髄/ナチュラルキラー(NK)前駆細胞性急性白血病は非常に稀な白血病で、東アジアに多いことが知られていた。その分子病態に関しても全く研究が行われておらず、適切な治療法も確立されていなかった。

同学会の事業で骨髄/NK前駆細胞性急性白血病を含む希少白血病の全国調査を行った。国内から15例の骨髄/NK前駆細胞性白血病の臨床情報が収集。小児から成人までその発症は広く見られ、5年全生存率は36.7%であった。

遺伝情報などを調べたところ骨髄/NK前駆細胞性急性白血病は他の白血病から独立した白血病であることが明らかとなり、NOTCH1の異常、RUNX3の発現亢進、BCL11Bの発現低下が認められた。

研究グループは「骨髄/NK前駆細胞性急性白血病が1つの独立疾患概念であることを分子生物学的な視点からも証明したことになる」とし「このことは将来的な白血病のWHO 分類の改定につながる」と発表している。

※ 初回掲載時に見出し表現に誤りがありました。お詫びして修正いたします