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ミライ化成×日曹金属化学 炭素繊維のリサイクル分野で協業

㈱ミライ化成と日曹金属化学㈱は炭素繊維のリサイクル分野で協業を開始した。廃材からリサイクル炭素繊維を製造、販売する新たなビジネスモデルの構築を目指す。

両者は複合材の廃材の回収からリサイクル炭素繊維の分離やその成形加工、製品化までの一連の流れをワンストップで行うことにより、新たな炭素繊維リサイクルのビジネスモデル形成を行う。

今後、日曹金属化学が複合材の廃材を集積し、ミライ化成は独自技術を用いてそこから炭素繊維を取り出す役割を担う予定だ。それら炭素繊維の加工に関する技術開発およびリサイクル炭素繊維の製品開発のサプライチェーン構築に取り組んでいく。

ミライ化成の中川景介社長は「製造技術、廃棄物処理技術のプロフェッショナル集団であります日曹金属化学との協業は、本プロジェクトにとって百万の味方を得たと考えている」と語った。

炭素繊維のリサイクルを行うための両社それぞれの施設。左がミライ
化成三沢LAB(青森県三沢市)、右が日曹金属化学会津工場(福島
県磐梯町