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新たな遺伝的座位を25カ所発見 予防的医療の構築などに貢献(東大研究G)

東京大学大学院新領域科学研究科や、同大学医科学研究所バイオバンク・ジャパン(BBJ)、同大学いわて東北メディカル・ジャパン(TMM)などの共同研究グループは、大規模な胃・十二指腸潰瘍のゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施。胃・十二指腸潰瘍に関連する新たな遺伝的座位を25カ所同定した。これは予防的医療の構築や医療費削減につながるという。

研究グループは消化性潰瘍に関連する遺伝子を検出するため、BBJとTMMが保有する症例の計2万9739例、対照群24万675例を組み合わせた日本人メタ解析により25の関連座位を確認。そのうち19がこれまでに報告されていないものであった。

研究グループは「消化性潰瘍のリスク座位の数が4倍に増加し、その遺伝的構造についての理解が深まった」とし「細胞・分子レベルでのメカニズムを示唆する多数の知見を得た」とコメントしている。