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2DモニターとVRの臨床実習による認知症 大阪公立大准教授らがイメージの違いを調査

大阪公立大学の田中寛之准教授らの研究グループは7日、リアルタイムでの通信が可能な新しいVRシステム「AVATOUR」を活用したオンライン臨床実習と、2Dモニターを用いたオンライン臨床実習の認知症に対するイメージ変化を調査した。

研究ではAVATOUR及び2Dモニターを活用したオンライン臨床実習が、学生の認知症に対するイメージ変化を調査するため認知症の高齢者に対する印象を評価した。

その結果、オンライン臨床実習により学生の認知症に対する態度やイメージはポジティブに変化していることが分かった。VR・2Dモニターによって効果には差がなかったものの、2Dモニターと比べてVRの方が使いやすい傾向にあり、VRを使うことでリアルな臨床実習体験ができたという声が上がっていた。

研究に参加した上野大学院生は「今後は授業においてもオンライン実習を取り入れることで、学生の学習意欲を高め、臨床現場をより感じられる教育につなげていきたい」とコメントした。

VR・2Dモニターを活用したオンライン実習