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喘息の病変部で反応していない免疫細胞を発見 〝本当の意味での治癒〟に期待(山梨大)

山梨大学の中尾篤人教授らのグループは5日、生物から得た情報を解析する「バイオインフォマティクスの手法」を用いて喘息(ぜんそく)の病変部で発作予防薬「吸入ステロイド」などによる治療に反応していない免疫細胞を同定したと発表した。今後、喘息を〝本当の意味で〟治癒させることが期待される。

グループは、バイオインフォマティクスの手法を用いて、米国の医学研究拠点であるアメリカ国立衛生研究所(NIH)に登録された軽症や中等症、重症気道における膨大な遺伝子発現データを解析した。

その結果、軽症、中等症、重症を問わず全ての喘息患者気道においてアレルギーに関与する「肥満細胞」という免疫細胞が健常人の気道に比べて増加してかつ活性化していることが明らかになった。

研究グループは「今後、肥満細胞を標的とした治療法の開発により喘息を本当の意味で治癒させられる」としている。