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日大教授らが超高感度光断層撮影法を開発 医用画像撮影装置などでの応用に期待

日本大学量子科学研究所の井上修一郎教授らによる研究グループは1日、量子パルスゲートと呼ばれる量子技術を光パルスの時間分解測定に応用することで超高感度光断層撮影法を開発した。医用画像撮影装置として医学生物学の研究や医療診断や3D画像生成などに役立つことが期待される。

研究グループは「技術の適用範囲は生物試料に限定されるものではない」と説明。「航空機や自動車で使用される複雑な塗装層の分析や製薬業で使われるコーティングのモニタリングなど芸術作品の修復に役立つ詳細な3D画像の生成など多方面への応用が可能であり新規産業の創出が期待できる」としている。