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骨粗しょう症治療薬の皮質骨への影響を解明 北大の研究GがAIとGISによるマッピング法を確立 

北海道大学の飯村忠浩教授らの研究グループは14日、AIによる解析システムと地理情報システム(GIS)を利用したマッピング法を確立して、骨粗しょう症治療薬PTH製剤による皮膚骨への薬理学的作用を解明した発表している。

骨粗しょう症は体を支える重要な部位に骨折を引き起こすため、要介護者を増やす大きな要因。これまで、治療薬の効果は海綿骨の評価が中心であったが、骨折の多くは骨の外壁が薄くなったところで起こるために皮質骨の評価方法が必要とされてきた。

研究グループは症状が皮質骨に与える影響を調べるため、骨粗しょう症の治療薬であるPTH製剤「テリパラチド」を投与した犬の肋骨(ろっこつ)を解析。神経管束の通り道である「ハバース管」の特徴をAIに機械学習させて計測を行った。GISを使い密度や面積も調査した。

その結果、テリパラチドの高頻度投与では皮質骨にハバース管の量と面積を増やしていることが明らかになった。研究チームは「研究や解析手法の発展により、観察者バイアスを極力排除した客観的な形態計測法や薬理学的効果評価法の進化が期待される」としている。